みんなが同じ色を見ているとは限らない・・・
すっかりご無沙汰してしまいました!
Favorite Place and ColorのFUMIKAです。
11月に色彩検定UC級を受験しました!
約9年ほど前に色彩検定1級に合格して以来の受験だったかも知れません。
UC級とは、
ユニバーサルデザインに特化した内容の試験
です。
この世に生きている人は誰もが同じ色を見ている訳ではありません。
自分と違った色を見ている方もいらっしゃるのです。
色彩検定の1.2級を持っている方であれば、少し勉強すれば理解できる内容だと思います。
とは言ってもまだ私も合格通知が来ているわけではありません(*_*;
試験を終えた後、高知に帰省していたのですが、孫が図書館に本を返しに行くということで、一緒に行って来ました。
高知では有名な「オオテピア」です。
その1階で
ユニバーサルデザインフォーラム
という展示がなされていました!
あまりにタイムリーなのでビックリ‼
一週間前に勉強したいたことがそのまま展示されていたのです。
全部ではありませんが、一部紹介します!
ポイントがいくつか紹介されていました!
先ずは遺伝で決まる色の見え方5つのタイプ
日本人のほとんどが一般色覚と呼ばれる3色覚
男性95%、女性99.5%という割合で3色覚(C型)と言います。
次に赤を強く感じるL錐体がない人、もしくは機能しない人のことを1型色覚(P型)と言います。
こちらは日本人男性の約1.5%ほど存在し、女性は1,000人に1人の割合です。
緑を強く感じるM錐体がない人、もしくは機能しない人のことを2型色覚(D型)と呼び、
日本人男性の約3.5%、女性は数百人に1人の割合です。
他には3型色覚などありますが、色覚異常を有する人の割合は、日本人男性の5%(20人に1人)、女性の0.2%と言われています。
こちらは「色の見える仕組み」をまとめたパネルです。
私たちが見ることの出来る可視光の波長がモノに反射したり透過して目に入り、その目に入った光が目の網膜に届き、脳に信号を伝える視細胞の働きにより、どの錐体が強く反応をするのかを脳が感知して「色」を感じます。
次のパネルは色弱者の方が不便を感じる色の見え方について書かれたパネルです!
色弱者にとってのお困りごと。
・肉の焼け具合がわかりづらい
・自然の色も見分けづらい
赤と緑はほとんどの方にはハッキリと区別のつく色なのですが、色弱者にとっては
同じ色に見えてしまうので見分けにく色です。
お困りごとと解決策
・薄いピンクと水色は同じ色に見える→明度をつける
・色名で言われてもわからない→色名を明記する
加齢や疾病でも変わる色の見え方
・高齢になるほど「白内障」などの病気になり、色がわかりにくくなります。
・後天的眼病によっても色覚異常が起こることもあります。
ただ、これらの事を「言いにくい」と感じる方も多いので、最初からそれを感じさせないデザインは大切だと感じます。
これらを踏まえたカラーユニバーサルデザインについてもまとめられていました!
誰でもわかりやすいデザインを考えるためには、
①できるだけ多くの人に見分けやすい配色を考える
特に明度は大事です。
②情報をわかりやすく伝えるために「セパレーション」を使うとわかりやすくなります。
③色名などの色情報を入れる
このような事が大切です!
他にも安全色や標識などに関するJIS改正なども行われていて、誰が見てもわかりやすく見やすい標識に改正されました。
私はCLEのインストラクターではありますが、パナソニックショップでフライヤーを作ったりしています。
特に顧客の方には高齢者が多いので、その方たちが見やすく理解しやすいフライヤーを作成することが必要です。
そのためにも今回学んだ事を活かして、今後のフライヤー作りに活かしていきたいと思います。
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